研究テーマ
光と分子の相互作用および光に誘起された分子のダイナミクスを実験および理論の両面から研究している。特に、分子内のクーロン電場に匹敵する電場強度1011~1016W/cm2を持つ強光子場によって誘起される化学結合の切断や生成、アト秒(10-18s) からフェムト秒(10-15s) 領域の光パルスと分子との相互作用に関心を持って研究を進めている。そして、高度にデザインされた光パルスによる分子および反応場の制御法を構築することを目指している。また、電子回折法による分子の動的挙動のイメージングに取り組んでいる。-
具体的なテーマとしては
- コインシデンス運動量画像法による強光子場中分子の反応ダイナミクス
- アト秒パルストレインによる分子励起過程
- デザインされた光による選択的化学結合切断
- 時間依存多配置法による強光子場中の分子ダイナミクス理論
- 光誘起電子散乱法による分子イオンの構造決定
などがある。
ビデオによる研究紹介
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